たばこと塩の博物館
2007年 9月 21日(金曜日)平日の昼間も人がいっぱいの渋谷、パルコ前の公園通り沿いにあります。TOUBUホテルの前です。
明治中期のたばこ工場にあった門の石。図案化されたたばこの葉が彫られています。風格があります。
入ると、すぐにたばこの葉を刻む機械があります。JTの専門の職人さんが実演していました。
その前のベンチにて。おじいさんが、キセルの吸い方を教えてくれていました。
係員のおじさんが教えてくれましたが、一般的な紙タバコより断然強いのだそうです。
「こうやって昔は大事に道具を使っていたんだ、、」
「ちょっと吸っては(吸殻をぽんぽんっと)吸殻入れへ入れる。この贅沢な感じがまたいいんだ。。」と話していました。
私はスモーカーではないので、、試さなかったけれど。
なんとも味のある、たばこの煙がくゆっていました。
※未成年の方はもちろん吸ってはいけません。
※また、たばこは、体に悪影響を及ぼす危険性があるので、吸いすぎには注意しましょう!
こちらは、キセルのそうじや修理をする露天商、羅宇屋の車の現物。なんと2000年まで最後の羅宇屋さんが浅草で営業していたそうです。
たばこの歴史を説明した展示。映画、『三丁目の夕日』に資料提供をしていた関係で、昭和30年代のたばこ屋のある風景の再現や、広告、当時流行った商品、時代背景を紹介する展示も数多くありました。この頃は日本のたばこ産業においてもひとつの岐路だったそうです。
塩の展示。世界の岩塩の展示や塩の結晶を顕微鏡で見られる設備がありました。
昔の塩の作り方を説明する模型やビデオが面白かった。
大昔は塩水のついた海草を燃やして灰にしたものを使っていたりしたそうです。苦いでしょ、それじゃ。その後、海水のついた砂を乾燥させて集めたものを樽に入れて海水を流したときに流れてくる塩分の高い水、かんすいをとり、それを煮出して作るようになり、それでは砂を乾燥させる広い土地を要するので、今ではイオンなどの技術を使って広い土地を使わなくても塩の生産ができるようになっています。