コロッケ揚げたよ
2007年 7月 4日(水曜日)先月来、コロッケが問題になっている。
ミートホープ社による「牛肉ミンチの品質表示偽装事件」。
またもや、という印象であるが、報道番組や検証番組を見ると、違った印象も芽生えてきた。
「安い肉をおいしく食べる」ノウハウは、 他に利用のしようがないのだろうか。
何とかおいしく食べたい、そのための創意工夫は、人類の歴史の一面である。
正しく表示し、ノウハウを売ることはできなかったのだろうか。捨てるしかなかった部位を、おいしく食べるノウハウは、食糧問題、環境問題の解決策につながらないだろうか。
もちろん、生命の根幹に関わる食物の、安心・安全を守ることは大切なことあり、「偽装」は断罪されるべきである。
ただ、折角のノウハウが、人類の発展、文化の発展、環境保全の域まで達することなく潰えてしまうとすれば、少々残念な気がするのは、著者だけだろうか。
記事は、偽装問題とは関係なく、富山県高岡市の小学生が、コロッケを揚げる体験をしたというほほえましいものである。
高岡市は、知る人ぞ知る「コロッケの街」だそうです(ちなみに、著者の出生地でもあります)。
◎コロッケ揚げたよ 高岡市成美小2年生が精肉店見学
記事の最後にある、おそらく小学生のコメントは、「肉を切る機械の多さに驚いた」。
「プロの道具」というのは、やはり見学の見所の大きな要素である。