[ゆかし日記]
Google Earthと受験勉強
2007年 7月 10日(火曜日): inoppiGoogle Earthが大好きだ。
何時間見てても飽きない。
これを、受験勉強にも応用できないものだろうか。
わかりやすいのは、「地理」だろう。
普通の地図よりも、ダイナミックに見方を変えられるのと、地球の大きさを実感できる。
「歴史」も見せ方しだいで何とかなりそうだ。
「英語」は何とでもなるだろう。
「国語」は?がんばり次第で。。。
「数学」は?3次元を表現しやすいので、工夫次第?
「生物」、「物理」、「化学」。。。 工夫次第。。。
「化学」が一番難しいでしょうか。。。
第001回アート書道レッスン大盛況!(2007/7/4)
2007年 7月 9日(月曜日): ayacoccoいきなりですが、クイズです。
写真の左上のレジメに書かれた字、分かりますか?
答えは一番下にあります。
記念すべき第1回目のアート書道当日は、生憎の雨になってしまったのですが、
変わらず元気いっぱいの先生が大きなスーツケースを持って登場。
さらに、参加者の方が早くから次々と集まってくださいました。
まずはアート書道の定義について。
英語で言うと、”Artistic Japanese Calligraphy”。
正確な字を学ぶ「習字」や、昔の中国の字から学ぶ「書道」、
というのより、少し砕けて、文字の持つ意味、感情を作品に載せて書く、
新しい分野の書道ということです。
1stステップ
いろんな線や点を書きながら、筆に慣れていきます。
いろんな表情の線、いろんな表情の点を楽しみます。
2ndステップ
好きな字をどんどん半紙に書いていきます。
はじめは正確に書こうとして硬くなっていた字が、
どんどんArtな字に変わっていきます。
座って書いていたのが、立って、体全体を使って書くと断然変わります。
上手に書けた字は先生が落款(印)を押してくれます!
先生の実演は迫力がありました!
3ndステップ
今まで書いた字の中から気に入ったものを、
カードやコースターに書いて作品に仕上げていきます。
落款を押してもらうと、一気にすごくしまっていい感じになります!
笑いの絶えない、本当に楽しいレッスンでした!
気持ちが入ってくると、集中して皆しゃべらなくなりますが、
先生がすかさず皆の書いたのを褒めて取り上げてくれるので、
わいわい楽しく書けました。
他の人の字を見ると、皆その人らしい字を書いていて、
とても刺激になるし、一人で黙々と書く従来の習字と違って
すごく楽しかったです。
まとめると、、
1.先生のトークが面白い
2.先生が褒めてくれるので俄然やる気が出る
3.先生が取り上げてくれた他の人の字を見て刺激を受ける
4.相乗効果で皆でいい作品が作れる
5.掛け軸、ポストカードやコースターなどの作品を持ってかえって使えるし、プレゼントしたり、自慢できる
6.字のルーツに詳しくなれて、うんちく博士になれる
どうでしょう。当日の興奮が伝わったでしょうか?
ちなみに、冒頭のクイズの答え分かりましたか?
答えは、喜です。
当日のレッスンで皆が楽しんで喜んでくれるように、と
言霊をこめて先生が一人一人のレジメに書いてくださいました。感激☆
今後も開催していくので、興味のある方は、ご連絡ください。
蒼風先生、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
職業の卑賤
2007年 7月 9日(月曜日): inoppi職業の卑賤を口にする人がいる。
教師は聖職だ。医師は尊い。弁護士は頭が良い。政治家は偉い。
本当だろうか?
ポイント1:なぜ?論理的説明ができるのか?
ポイント2: 実際は?
ポイント2は、言わずもがなとして、ポイント1についても、ちゃんと説明できる人、教えてください。
もう一つの偽装食品問題(3)
2007年 7月 8日(日曜日): inoppi前2回で、偽装問題について考えてみた。
最後に、偽装を見破る方法について考えてみる。
現在輸入される食品は、「横浜検疫所」等の検疫所で、「食品衛生監視員」によって行われている。
検査は、食品の一部を選び出し、化学特性を調べることで行っている。
検査項目は、数百にのぼると言われ、その数は今後も増えることはあっても減ることはないだろう。
極々微量でも人体に大きな影響を及ぼす化学物質との、戦いの日々である。
化学はもちろん、統計学、地理、法律、様々なことに通じていなければならない大変で、重要な仕事である。
監視員の方に直接いろいろ伺ってみたいものである。
一般市民がもっとお手軽に、いろいろなものの成分を調査できる方法(道具)はないだろうか。
そういうものがあると、化学がもっと身近になるように思う。
成分解析と言えば、少し前にインターネットで行う成分解析が流行った。しゃれであるが、なかなか面白かった。その派生版の一つに、「水曜どうでしょう成分解析」というのがある。著者の本名で試したところ、○○の96%は一生どうでしょうしますで出来ています
○○の4%はどうでしょう祭で出来ています完全にはまっている。
七夕(7年7月7日)
2007年 7月 7日(土曜日): inoppi今日は、07年07月07日。次は、千年後です。
7月7日の「七夕」は、1年に1回とはいえ、毎年やってきます。
この「七夕」、どうして「たなばた」って読めるんでしょう?
七=たな、夕=ばた???
ちょっと調べればすぐわかりますが、結構はまると深いです。
もう一つの偽装食品問題(2)
2007年 7月 6日(金曜日): inoppi前回の「2007年07月05日 もう一つの偽装食品問題(1)」では、食品偽装事件が起こる原因を考えてみた。中国固有の問題、また資本主義の問題と限定することは難しそうである。
では、根本原因は何であろうか。
生産者と消費者が分離したことに因ると考えられるだろうか。では、生産者と消費者が分離すると、なぜ偽装が起こるのであろうか。
食品ではないが、同じく偽装ということでは、建築物の耐震偽装も問題となった。被告の証言等から読み取れるのは、以下の3つである。
- 消費者(=素人)には、複雑化・専門化した個々の事象はわかりにくい、という事象
- バレなきゃいいだろう、という人間の性悪的な側面
- 経済的に追い詰められている、もしくは追い詰められているという認識
では、上記のいずれかの条件を排除することで偽装問題への対策となるだろうか。
と、このまま論を進めて行くと、社会制度の整備、啓蒙活動、といった一般的な話になりそうなので、別の見方をしてみることにする。
ここまでの論は、消費者=素人=被害者=善 v.s. 生産者=専門家=加害者=悪という図式であったが、本当にそうだろうか?もしくは、そう見えるのはなぜだろうか?ここで私は、両者のリスク回避の方法及びコストについて、考えてみた。リスクとはこの場合、欲しいものが手に入らないリスク、生産が思うようにできないリスクである。リスクに対して消費者は、チャネル、ネットワークを増やすという方法を取ることが多いだろう。Aで手に入らなければ、Bに行く。消費者が行うのは「選択」であり、選択肢が多いほど、また分散されているほど安全だと言える。そのネットワークを増やすのは、それほどコストのかかることではない。これに対して、生産者はリスクに対して、自然環境に手を入れたり、品種改良、生産方法の改善などを行うことになる。これらはリスクを完全に消し去ることができない可能性が高いだけでなく、高いコストがかかる場合が多いだろう。この違いはなぜ生じるのか?消費者がものと交換するために使用する「貨幣」は、人工的なものであり、その供給量は国家によってコントロールされている。一方生産者が貨幣を得るために使用する「もの」は、完全にコントロールすることが難しい。
この状況において、国家は「もの不足」にならないように貨幣量をコントロールしている。つまりたとえどこかで生産が十分でない状況が発生したとしても、全体量は保証され、適正価格で流通可能になるようにコントロールしている(もの不足=>インフレ=>貨幣価値の低下は、国家の存亡に関わりかねない)。したがって、消費者のリスクは抑えられている。
また、この状況ですべての生産地で生産が十分できた場合は、「もの余り」となる。この場合も、 価格が低下するため、消費者としてはむしろ歓迎である。
したがって、消費者は、ネットワーク力を強化することで、比較的低コストで、リスクを最小限にとどめることができるのに対し、生産者は高いコストを払って、しかも生産量が多すぎても少なすぎても困る状況にさらされているのである。
この構造にある限り、「虫のいい」消費者に、「追い込まれた」生産者が、常に忠実であることを期待する方が、それこそ虫が良すぎないだろうか。
では、この構造を変えられるのだろうか。
真っ先に考えられるのは、生産者も消費者に負けないネットワークを築く、ということである。
ただ、今時「全世界の労働者よ、団結せよ!」なんて言ったら、ちょっと引かれるだろう。
国家が介入して生産量も調整すべきだというのも、国家の信頼が崩れている現状、難しいだろう。
そうではなくて現代では、インターネットを使った産地直送というのが、生産者がネットワークを持った状況、生産者と消費者が対等の立場に立てる状況だと考えられる。
それ以外にも遠隔の生産者同士がネットワークを構築することは、リスク回避の効果が大きいと考えられるが、遠隔地を容易に低コストで結ぶインフラとして、やはりインターネットは見過ごすことはできない。
インターネットが、「革命」と呼ばれるのは、こういう面もあるからだろうか。
(※ここまで書いておきながら、筆者は経済の専門家ではありません。間違いなどございましたら、ご指摘ください。)
<<つづく>>
もう一つの偽装食品問題(1)
2007年 7月 5日(木曜日): inoppi前回の「2007年07月04日 コロッケ揚げたよ」は、ミートホープ社及び田中社長を擁護するような印象を与えかねないので、改めて。
「偽装」は犯罪であり、不当利得を得たという経済的な問題だけでなく、信じて購入した消費者にアレルギーが出た場合に原因がわからなくなってしまう等、健康な生活を害する可能性がある問題である。
何より「偽装」は、直接には人類の発展には寄与しない。叡智を共有し、さらに発展させることによって、未来は獲得されてきたのである。
この食品偽装について、もっと派手にやっていると昨今話題なのは、中国産の食品である。
報道によれば、過度の農薬使用、色・重さをごまかすために重金属を表面に塗布、発がん性があるため食用には使用してはならない薬品の使用。。。やりたい放題の感がある。
これは、中国人が健康や安全への教育の不足が原因だろうか?中国政府が見て見ぬ振りをしているのだろうか?資本主義社会の宿命なのだろうか?
日本でも以前は、「森永砒素ミルク事件」、「カネミ油症事件」など、消費者の健康を害する問題は起こっている。BSD(狂牛病)は、イギリスで最初に確認された。したがって、中国だけの問題とは言えないだろう(量が甚だしく多いという面はあるかもしれない)。
また、旧共産圏諸国において、食の安全が完全に保証されたかと問えば、必ずしもそうとは言えないだろう(旧ソ連や北朝鮮での公害に対する報じられる 対応を見聞きする限り)。したがって、資本主義が問題の原因とも言えなさそうだ(但し、ここでは狭い意味で資本主義を捉えている)。
では、根本的な問題は何なんだろうか。
<<つづく>>
コロッケ揚げたよ
2007年 7月 4日(水曜日): inoppi先月来、コロッケが問題になっている。
ミートホープ社による「牛肉ミンチの品質表示偽装事件」。
またもや、という印象であるが、報道番組や検証番組を見ると、違った印象も芽生えてきた。
「安い肉をおいしく食べる」ノウハウは、 他に利用のしようがないのだろうか。
何とかおいしく食べたい、そのための創意工夫は、人類の歴史の一面である。
正しく表示し、ノウハウを売ることはできなかったのだろうか。捨てるしかなかった部位を、おいしく食べるノウハウは、食糧問題、環境問題の解決策につながらないだろうか。
もちろん、生命の根幹に関わる食物の、安心・安全を守ることは大切なことあり、「偽装」は断罪されるべきである。
ただ、折角のノウハウが、人類の発展、文化の発展、環境保全の域まで達することなく潰えてしまうとすれば、少々残念な気がするのは、著者だけだろうか。
記事は、偽装問題とは関係なく、富山県高岡市の小学生が、コロッケを揚げる体験をしたというほほえましいものである。
高岡市は、知る人ぞ知る「コロッケの街」だそうです(ちなみに、著者の出生地でもあります)。
◎コロッケ揚げたよ 高岡市成美小2年生が精肉店見学
記事の最後にある、おそらく小学生のコメントは、「肉を切る機械の多さに驚いた」。
「プロの道具」というのは、やはり見学の見所の大きな要素である。